昨日、地元登米市のお母さんと娘さん2人でサンドブラスト彫刻を体験に来てくれました。
娘さんはお兄さんのお祝いごとで、何かプレゼントしたいと考えていたようで、昨年の新聞に載っていた私の記事を見て、以前から職場の帰り道で、私の店を見かけて気になっていたようです。
ある時、夜7時ぐらいだったか来店されました。
そして、何かプレゼントを探し、お店の中を目を凝らすように見ていました。
その時に少しお話ししたのです。
昨年、石巻でのガラス彫刻体験教室で、ある男の子供さんが何を彫刻したいのか迷って迷ったあげく、漢字1文字を図柄として描いたのでした。
それを見たお母さんが「もっと綺麗に描きなさと」子供さんに言うのですが、子供さんは「これで良い」と言い張りました。
私は子供さんが自由に自分の力で作ることを学んでもらえれば良いと思っていたので、それが良いかと良くないかは言いませんし「アートですからどんなものでも、それがその人の個性です」と言いました。
お母さんは諦めたのか、結局その漢字の図柄で彫刻することになりました。
それからカッターで慎重に図柄を切り取りギザギザな切り方になりました。
見ていたお母さんは、子供だから仕方がないと思ったのか、でも少し不満そうな顔をしていたように見えました。
さあ、いよいよサンドブラストを使い彫刻に入ります。
1人1人子供さんが順番に体験していきます。
その時の子供たちの目はキラキラと輝いています。
きっと
ワクワク ドキドキ しているのでしょうね!
そしてサンドブラストが終わり、マスキングの型シートを剥がすと、子供たちの歓声が上がりました。
「わーすごい!嬉しい!」
その男の子供さんもサンドブラストしてシートを剥がします。
お母さんが見つめていました。
その出来を見て 「えっー、うっそー、売り物みたい!」
とお母さんの表情は笑顔に変わりました。
2007年 石巻での体験教室
(石巻での体験教室ではいろいろとお世話して頂いた方にも感謝です)
そのお話しをしました。
それを聞いた、その娘さんは、自分で手作りしてお兄さんにプレゼントしたいと思うのに時間は掛からなかったようでした。
そして、昨日の手作り体験になりました。
どのようなグラスに彫刻するか迷っていたようで、飾るのがメインな高価な薄いグラスは避けて、いつも使ってもらえるように、厚く丈夫で手にしっかりくるようなグラスでコンサルタントの○○先生も「このグラスいいなー」と言っていた手ひねりにしました。
何を図柄にするのかなーと見ていましたら、ハートマーク1個だけ、すごいシンプル、透明なゆらぎのある硝子に、一般的には不格好と思われるハートマークがぽつんと一つ、それを見ていた私は、これはいけそうだなって思いました。
もしこれが、機械で綺麗にハートマークを描いたら機械的で綺麗だけど、本当の意味で良いデザインだと私は思わない。
それから一生懸命、お母さんと楽しく語り合いながら、カッターで図柄を切り抜いて、サンドブラストして作り上げました。
けして機械的に綺麗な曲線で描かれていない ハートマーク
素直にありのままに描いた ハートマーク
娘さんの心がこもった ハートマーク
出来上がったら本当に素晴らしいと思いました。
もちろんお母さんも一生懸命手作りされたクローバーも素晴らしいです!
これが本当に『良いデザイン』なのだな~と!
そして、心のこもった本当の贈り物
なぜか感動してしまいました。
てひねりグラスにサンドブラスト彫刻
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工房:ゴトウデザイン
ショップ:あーと硝子
Casa Vsso
住所:〒989-4703
宮城県登米市
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Yoichi Goto