最近、住宅に使われるドアの板ガラスに山の風景をサンドブラストで彫った!
写真を頂いてから、ガラスのどの辺に彫るかレイアウトして
その後、サンプルを3回試し彫りをしてみた。
風景をサンドブラストで彫刻することは、水墨画のように白黒の世界の表現である。
ただ、平面だけの表現ではなく、ガラスを1mmぐらい彫る(段彫りと言う)部分がでてくるので、そこは浮き上がって見えます。
水墨画+3時限的な立体感を表現するのが特徴です。
今回の山の風景作品を透明な板ガラスに製作するにあたっては、どの部分を主役にして強調するか、脇役の表現をどうするか?
住宅内の見え方がどのような感じか?
それに応じて注文主の意見を聞いて制作にあたった。
まず主役は山のピークであることは一目瞭然である!
その部分を段彫りで深く彫って浮き上がらせる。
それから山頂から山麓にかけての流れるような稜線と残雪の表現を段彫りでサンプル製作したら2回とも目立ちすぎてしまった。
そこで、3回目の試作で山の中腹から山麓は薄く磨りガラス状に彫り(平彫りと言う)してみた。
上手く抑えられた表現になり、全体的に良い感じにまとまった!
それから直筆の文章を彫刻するそうなので、パソコンでのアウトライン制作を行うが、かなり時間を費やした。
そして、本制作、大きくて、重い板ガラスに1人で立ち向かう!
大きくマスキングシートを貼り、下絵(写真を拡大した物)をシートに転写した。
ここからが集中!
マスキングシートのカッティング、長い手作業の始まり、下絵のどこをカットするか頭で想像しながらの作業が進む!
静かな真夜中の作業である!
カッターでカットしても、カットしても切りがない!どこまで細かくすればいいのか!
午前3時!集中力はピークに達していた
それからサンドブラストに入る!
大きくて重い板ガラスを1人で持ち上げ、ブラスト機械にスライドさせる。
一瞬腰が痛くなる
さあいよいよサンドブラスト開始!外はもう明るくなってきていた!
一枚一枚マスキングシートを剥がしては、サンドブラストしていく!
その繰り返しを!集中力を継続させて行う
もう何時間たったのだろう!頭はアドレナリンが吹き出ているようだった
そして......!
全体像が浮かび上がったのは午前10時を過ぎていた
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工房:ゴトウデザイン
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